若手選手、約4割が引退後に「不安」 進路&収入面で…希望の仕事1位は高校野球指導者

NPBは現役若手選手への「セカンドキャリアに関するアンケート」結果を発表
NPBは現役若手選手への「セカンドキャリアに関するアンケート」結果を発表

フェニックス・リーグに参加した291人へのアンケート結果をNPBが発表

 日本プロ野球機構(NPB)は24日、2022年10月に開催された「第19回みやざきフェニックス・リーグ」に参加したプロ野球12球団の選手に対して実施した、引退後のセカンドキャリアに関するアンケートの結果を発表した。対象291選手のうち、「引退後の生活に不安を感じている選手」は112人(38.5%)だった。

 291人の平均年齢は22.6歳、12球団在籍平均年数は3.0年と主に若手が対象となったアンケート。不安の要素は「進路」が89人(79.5%)、「収入面」が81人(72.3%)と多くを占めた。「不安はない」と回答したのは71人(24.4%)で、「どちらともいえない」が105人(36.1%)だった。

 引退後の進路について「考えている」と回答したのは28人(9.6%)で、「考えていない」が102人(35.1%)。また引退後にどのような仕事をしてみたいかについて「やってみたい」の回答割合上位5種は、高校野球の指導者(17.9%)、会社経営者(17.2%)、12球団の監督やコーチ(14.4%)、海外球団で現役続行(12.0%)、社会人やクラブチームで現役続行(10.7%)だった。過去3年は会社経営者がトップだったが、高校野球指導者が5年ぶりにトップとなった。

(Full-Count編集部)

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