不正物質の使用違反を検証… 指がベタつく“仕組み”の実演にファンも注目
指がベタつく理由に「こういう実験をするべきだった」の声
メッツのマックス・シャーザー投手が19日(日本時間20日)のドジャース戦に先発登板し、不正物質が手に付いていたと判断され、退場処分となった。野球解説者のデビッド・コーン氏は、右手にロジンを付けた後にアルコールで拭くと、ベタつく様子を紹介。この「検証実験」を見たファンは「ためになる実験」「手がべたべたするようにあえてアルコールを使ったの?」など、賛否の声を上げている。
コーン氏はベタつく指でボールを触ると、人差し指と中指の2本でボールを宙に浮かせた。検証実験では、まずロジンの入った袋に触れ、1度ボールを持った。その後、アルコールを湿らせた布で指からロジンを拭き取ろうとすると、さらに指先はベタついた。
この様子をピッチング・ニンジャとして知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで紹介すると「規則を実施している“専門家”たちにとって、これは恥ずかしいこと」「ルール変更と審判のチェックを導入する前にこういう実験をするべきだった」「となると、なぜシャーザーはせっけんで手を洗わなかったんだろうか」などとファンは反応した。
さらには「もしMLBが粘着物質を避けたいなら、なぜ今でもロジンを使ってるんだ?」など、ロジンの使用を疑問視する声も上がった。MLB機構は、シャーザーが不正物質に関する使用禁止のルールを破ったとして10試合の出場停止と罰金を課すと20日(同21日)に発表している。