大谷翔平がこじ開ける“歴史の扉” 100年以上前の記録更新ラッシュは「神話的」
大谷翔平の記録ずくめの快投に米メディア驚愕
エンゼルス・大谷翔平投手の投球が「神話的だった」とMLB公式サイトのサラ・ラングス記者が報じている。大谷は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に「2番・投手」で出場し、7回2安打無失点で今季3勝目を記録した。記録ずくめの快投は米メディアに衝撃を与えていた。
ラングス記者は、今季の被打率がわずか.092であることに注目した。スポーツの統計分析会社「エライアス・スポーツビューロー」によれば、シーズン最初の5先発登板でマークした被打率.092は、1893年のシーズンにマウンドが現在の距離に変更されてから、最も低い記録だという。さらに大谷はここまで、105人の打者と対戦して、僅か8安打しか許していない。1901年以降、シーズン最初の5先発登板で、20イニング以上投げた投手で最小の数値を出している。
そして、打たれた8安打のうち、長打は、僅か2本のみで被長打率.115は、1916年以降、シーズン最初の5先発登板で、20イニング以上投げた投手のうち、最も低い記録だという。
大谷は、誰もが気付かないうちに「記録」を打ち立てている。昨季も含め、先発登板した直近の9試合で、いずれの試合も3安打以下に抑えている。これは、1893年以降の先発投手として、2番目に長い記録。エライアス社によると、2021年にジェイコブ・デグロム投手が記録した10試合連続に次ぐ成績だという。また、大谷は昨季開幕以降の登板で、計12試合で2桁奪三振を記録しており、同期間ではMLB最多記録。登板すればするほど記録を作る大谷のマウンドに注目が集まっている。
(Full-Count編集部)