元西武右腕が台湾球団で担う重責 新チームのコーチ就任「ロールモデルになりたい」
「アジアでもっと野球が盛り上がるようになったらいい」
――2軍の試合も、日本から視聴が可能です。日本のファンへのメッセージを
「今回のWBCでは大谷翔平選手の活躍が光り、盛り上がりを見せました。ただ、それでもワールドスポーツではないかな、というところもある中で、我々がアジアで何かうまくできればいいなっていう、そういう思いでいます。日本の皆さんも韓国や台湾、その他のアジアのチームにも注目していただいて、アジアでもっと野球が盛り上がるようになったらいいなと思っています」
横田コーチの言葉からは台湾野球に対する深い思い、来季1軍で活躍できる投手を1人でも多く育てたいという意欲が伝わってきた。今季は1軍公式戦には出場しない台鋼の選手も、11月に開催される24歳以下の国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」代表メンバーの選抜対象となる。この秋、横田コーチが育てた投手が東京ドームのマウンドに立ち、日本はじめ各国の同世代のトップクラスの打者と対戦する姿を期待してほしい。
また、各チームの2軍には、横田コーチのほか、楽天モンキーズに川岸強投手ヘッドコーチ、味全ドラゴンズに高須洋介打撃兼内野守備コーチ、富邦ガーディアンズに酒井光次郎投手コーチがおり、統一ライオンズの玉木朋孝守備コーチは1、2軍を巡回している。日本人指導者の奮闘も注目される。
(「パ・リーグ インサイト」駒田英)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)