開幕から明暗くっきり…セ新助っ人の今 野手勢が“壊滅的”も…阪神勢は投打に奮闘
MLB54発の広島デビッドソンは.138、同41発の中日アキーノは.160
2023年のプロ野球が開幕して3週間以上が経った。期待の新外国人は、ここまでの戦いの中でチームの力になっているだろうか。セ・リーグ6球団新助っ人の“現在地”を検証する。
最も機能しているのは阪神か。ジェレミー・ビーズリー投手は5試合、5回1/3を投げて防御率0.00。シェルドン・ノイジー外野手は全19試合にクリーンアップで出場、打率.288、2本塁打をマークしている。ブライアン・ケラー投手、ヨハン・ミエセス外野手は1軍機会がない。
巨人もルイス・ブリンソン外野手が17試合で打率.264、2本塁打。投手でもフォスター・グリフィンとタイラー・ビーディがいずれも4試合に先発している。ヨアンデル・メンデス投手は故障離脱、ヨアン・ロペス投手は2軍降格したが、今後の浮上の鍵は新助っ人が握っているかもしれない。
DeNAはJB・ウェンデルケン投手が9日に1軍昇格し、4登板で防御率2.25をマークしている。また今季途中に加入したサイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアー投手が2軍での2登板を経て25日の1軍練習に合流。今後は28日2軍ロッテ戦で登板した後、1軍マウンドに上がるプランが描かれている。
広島はメジャー通算54発を誇るマット・デビッドソン内野手が19試合で4本塁打も、打率.138(58打数8安打)と低迷。リーグ打撃成績の最下位に位置している。中日も同41発のアリスティデス・アキーノ外野手が打率.160(50打数8安打)1本塁打と波に乗れず、オルランド・カリステ内野手、3年ぶり復帰のソイロ・アルモンテ外野手も打率1割台だ。
3年連続リーグ制覇を狙うヤクルトにはキオーニ・ケラ、ディロン・ピーターズ、ライネル・エスピナルの3投手が新たに加入。ピーターズが1日の広島戦で6回無失点の好投もコンディション不良で離脱し、他の2投手はまだ1軍機会がない。苦戦している選手が多いセの新助っ人。ここから本領発揮するのは誰だろうか。
(Full-Count編集部)