三浦監督が感じる“バウアー効果” 助っ人右腕がトップタイ3勝目「高いレベルで競争」

三浦監督手応え「高いレベルで競争できていることが結果につながっている」

 DeNAの先発投手陣は、開幕ローテの座を射止めたガゼルマン、石田健大、浜口遥大、東克樹、平良拳太郎に加え、出遅れていたエース・今永昇太、大貫晋一も1軍復帰。既に定員オーバー状態だ。さらにこの日の試合前、2020年にサイ・ヤング賞を獲得した破格の新助っ人トレバー・バウアー投手が、初めて1軍の練習に参加した。バウアーは過去2度の2軍戦登板で実力のほどを証明し、もう1度28日のイースタンリーグ・ロッテ戦に先発する。1軍デビューもそう遠くない。

 バウアーが活躍すれば、ガゼルマンは先発ローテ枠と外国人枠の両方でポジションを脅かされかねないだけに、無傷の3勝を挙げてもなお、うかうかできない。三浦監督は「バウアーが来たことによって、他の先発投手にいい刺激を与えている。高いレベルで競争できていることが、結果につながっている」とうなずいた。1998年以来、ちょうど四半世紀ぶりとなるリーグ優勝へ向けて、陣容は明らかに整いつつある。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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