わずか1か月で248億円男がIL入り 負傷離脱に皮肉続々…“最強右腕”が「本領発揮」
デグロムの負傷にファン「8月に会おう」
レンジャーズは29日(日本時間30日)、ジェイコブ・デグロム投手を右肘の炎症により15日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。デグロムは前日28日(同29日)に本拠地で行われたヤンキース戦に先発し、4回途中で降板していた。デグロムの負傷者リスト入りにファンは「ガラスの男」「全然驚かない」「8月に会おう」など反応している。
米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によれば、ブルース・ボウチー監督は前日記者団に対し、デグロムを交代させたのは“用心するため”と話したが、クリス・ヤングGMは記者団に対し、MRI検査で炎症が判明したと伝えた。
ヤングGMは「彼が我々にとって、そして我々のシーズンにとってどれだけ重要かを鑑み、この件について非常に慎重に対処する。今後数日間の治療に(彼の肘が)どう反応するかを見て、その後7~10日間で次にどのような段階を踏むかが見えるだろう」と示唆した。
デグロムはメッツに在籍した2010年オフにトミージョン手術を受けた。また、前腕の張りや肩甲骨のストレス反応で2021年から2022シーズンにかけて、およそ1年間欠場した時期があったとされている。今季からレンジャーズのユニホームを着て、まだ1か月も経たないうちに肘の問題で負傷者リストに入ってしまった。
レンジャーズは昨オフ、2度のサイ・ヤング賞を誇るデグロムを5年1億8500万ドル(約248億4800万円)で契約。大型契約だっただけにファンは「どう反応したらいいか分からない」「デグロムも、レンジャーズのフロントも本領発揮」と皮肉めいたコメントが見られた。
レンジャーズは、今季デグロムが先発登板した6試合すべてに勝利している。デグロムは今季ここまで2勝0敗、防御率2.67の成績を残していただけに、早期復帰が望まれる。
(Full-Count編集部)