大谷翔平は自己最高の開幕ダッシュ 4勝&7発で22勝&39HRペース、米驚愕「再びMVP」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

4勝、防御率1.85など投手成績は軒並みリーグTOP5入り

 エンゼルスの大谷翔平投手は4月30日(日本時間1日)、敵地・ブルワーズ戦に「3番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で4試合ぶりの7号ソロを放った。3打数1安打1打点で打率.294。チームは連敗を2で止めた。

 キャリアハイの開幕ダッシュだ。2年連続開幕投手を務めた今季は6試合登板して4勝0敗、防御率1.85。開幕から中5日で回り、投球回数を34回と大きく伸ばし、46奪三振をマーク。17四球6死球と四死球数こそ気になるが、被打率.102は驚異的。1イニングあたり何人の走者を出したかを表すWHIPは0.82だ。勝利数(2位タイ)、防御率(4位)、奪三振(2位タイ)、被打率(1位)、WHIP(4位)と投手の個人成績は軒並みリーグトップ5に入っている。

 打者でも28試合出場し、打率.294、7本塁打、18打点、5盗塁と好発進した。昨季の打撃3部門(打率.247、4本塁打、11打点)を全て上回り、MVPを受賞した2021年(打率.283、8本塁打、19打点、3盗塁)と遜色のない成績を残している。今季から極端な守備シフトが禁止され、各ベースも拡大。打率と盗塁数はMVPイヤーを上回っており、新ルールが打撃成績に影響している可能性も十分ありそうだ。

 シーズン換算なら投手で22勝、256奪三振。打者では39本塁打、100打点、27盗塁となる。本塁打と打点以外は全てキャリアハイの好成績となる。レポーター、ハイジ・ワトニーさんが「再びMVPを獲得する勢いね。投打ともに素晴らしい。ジャッジが契約最終年に62本を放って歴史的なシーズンを成し遂げたけど、ショウヘイも同じような活躍をするでしょう」と語っていたが、メジャー6年目もとんでもない成績を残しそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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