大谷と仲良し“髭男”は大爆発も… 苦しむ剛腕、エ軍を去った選手たちの明暗
昨季のエンゼルスを去った選手の今
フィリーズのブランドン・マーシュ外野手は、今季ここまでリーグ6位の打率.329をマークするなど、目覚ましい活躍を見せている。昨季途中までエンゼルスに所属し、たくましい髭を蓄えた風貌から、印象に残っているファンも多いだろう。昨季はトレード期限が迫り、マーシュを含む3人の主力が他球団へ移籍、そしてオフにFAとなった選手も。エンゼルスを離れた主な選手たちの現在地を見ていきたい。
昨季、ローガン・オハッピー捕手とのトレードでフィリーズに移籍した25歳は41試合に出場して打率.288をマーク。同年エンゼルスでは93試合で打率.226だったが、移籍後の打撃改造によって成績が向上。今季は開幕から不動の中堅手としてプレーし続け、高打率をキープ。.329、4本塁打14打点で4月を終えた。
マーシュと同じフィリーズに移ったのがノア・シンダーガード投手だ。2021年11月に年俸2100万ドル(当時24億円)でエンゼルス入りし、15試合に先発して5勝8敗、防御率3.83だった。移籍後は防御率は4.12と悪化したものの、援護もあって5勝2敗だった。同年オフにFAとなって今季はドジャースでプレーしている。ここまで6試合に先発し、4月30日(日本時間1日)のカージナルス戦でようやく勝ち星が付いたものの、31回1/3を投げて1勝3敗、防御率は6.32と少し苦戦している。
シンダーガードとともに、エンゼルスにやってきたマイケル・ローレンゼン投手は、昨オフにFAとなり今季はタイガースに所属。3月末に股関節痛で15日間の負傷者リスト入りして出遅れたが、4月15日(同16日)に復帰。3試合で0勝1敗、復帰戦では4回6失点、3戦目では5回5失点と苦しい投球が続いている。
ブレーブスに移籍したライセル・イグレシアス投手は、移籍前は守護神として39試合に登板し2勝6敗、防御率4.04、16セーブを挙げていた。ブレーブスには守護神のケンリー・ジャンセン投手がいたために、移籍後はセットアッパーを担っていた。28試合に登板し0勝0敗、26回1/3を投げて失点はわずか2(自責1)、防御率は0.34と見違えた投球を見せた。
しかし今季は3月30日(同31日)に右肩の痛みで15日間の負傷者リスト入り。すでに3Aで2度調整登板しており、ブレーブスの地元スポーツラジオ局「92.9 The Game」でレポーターを務めるグラント・マコーリー氏にツイートによると、今週中にはチームに合流するという。この投稿には「素晴らしいニュース!」「今すぐ合流できない?」と待ちきれないファンからのコメントも寄せられている。
(Full-Count編集部)