大谷翔平、開幕5連勝の鍵は? “異例”の2連休明け登板も…ブルペンの柱を欠く可能性

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

異例の2連休明け登板、ネビン監督も興味津々「どうなるか見てみよう」

 エンゼルス・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、今季5勝目をかけて敵地・カージナルス戦に先発マウンドに上がる。ラーズ・ヌートバー外野手との侍ジャパン対決に注目が集まるが、無傷の開幕5連勝の鍵を握るのは?

 2日(同3日)は今季2度目の休養日となった大谷。体調万全で臨むことになるが、勝ち星をつかむ鍵は自軍にある。まだシーズン序盤、勝負所での“ガス欠”を防ぎたいチームは、今季救援陣の連投を避けている印象だ。リリーフで防御率1点台を誇る元ソフトバンクのマット・ムーアと守護神カルロス・エステベスは2日(同3日)に投入済み。大谷は今季安定した投球を見せる救援2枚看板を欠く中で5勝目を目指すことになりそうだ。

 今季は降雨中断で2回降板となった4月17日(同18日)の敵地・レッドソックス戦を除いて全て6イニング以上を投球。3日(同4日)も、より長いイニングを投げるエースの役割が求められそうだ。

 登板前日に休養日だったのは今季初めて。“2連休”後に登板するのはオールスター休み明けだった昨年7月22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦以来だ。ちなみに同日は6回1/3で11奪三振も6失点でシーズン5敗目を喫している。ネビン監督は「登板前に2日間休養を与えると、どうなるか見てみよう。私が提案して話し合って決めたこと。この提案を受け入れてくれた」と話していた。ブッシュスタジアム初登板。“慣れない環境”でどのように対応するのか。

 開幕5連勝はメジャーではなく、NPB時代は2015年に開幕7連勝を飾っている。カージナルスは4連敗中で10勝20敗で地区最下位と低迷中。この日の試合後、マーモル監督は「全員がイライラしている」と語るなどチーム状況は決して良くない。エンゼルスとしては連勝街道を突き進み、地区首位を走るレンジャーズとの本拠地3連戦を迎えたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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