大谷翔平の大飛球は「本塁打かと」 あと1.5m…敵軍右腕はヒヤリ「幸運にも」
4打数無安打も…6回にあと1.5メートルで本塁打の特大中飛を放った
■レンジャーズ 10ー1 エンゼルス(日本時間7日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地・レンジャーズ戦に「3番・指名打者」出場し、4打数無安打に終わった。2戦連続無安打でチームも1-10で大敗したが、6回にはあと5フィート(約1.5メートル)で本塁打の大飛球も。相手右腕ネイサン・イオバルディは「本塁打を打ったと僕は思ったよ」とヒヤヒヤだったという。
わずかに足りなかった。6回先頭で迎えた第3打席、イオバルディの初球カットボールを捉えると、打球は高々と中堅へ。しかし、フェンス手前で失速し、中堅タベラスのグラブに収まった。中堅までの距離は400フィート(約121.9メートル)で、大谷の打球は395フィート(約120.4メートル)。大歓声は一瞬にしてため息に変わった。
レンジャーズ3点リードの場面だった。イオバルディは「アグレッシブに攻めていくだけだった」と対戦を振り返ったが、カットボールが甘く入ったという。「幸運にも、ウォーニングトラックで済んだ」と安堵した。
初回はスプリットで左飛。4回はカットボールで二ゴロに打ち取り、8回もカットボールで一ゴロに。4打数無安打と完璧に封じたが、「彼が打席に立つ時はいつでも、柵越えするパワーがある」と、警戒して対戦していたことを明かした。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)