キューバから亡命…元巨人外野手が語る「決断の理由」 藤浪晋太郎に“エール”も
レンジャーズのアドリス・ガルシアはキューバからの亡命を経て米球界へ
2016年に巨人でプレーし、現在はレンジャーズで活躍するアドリス・ガルシア外野手は、キューバからの亡命を経てメジャーリーグ入りした。Full-Countの取材に、人生を変える大きな決断の理由を語っている。
ガルシアはキューバリーグで活躍し、代表チームでもプレーしていた。2016年には政府からの派遣という形で巨人入りし、1軍4試合に出場。ただシーズン途中の8月に契約解除となり、帰国する途上で亡命したとされている。翌2017年にFA選手としてカージナルス入りした。
ガルシアは“決断”の理由を問われると「日本はとても気に入っていたが、去る決断をしたのはMLBで競争をしたかったからだ」とキッパリ。世界最高峰の舞台を目指した理由を明かした。一方で、日本での経験について「だけど、とてもいい時間を過ごしたし、人々も素晴らしい。日本は美しい国だ」とも。「“ヤキニク”を食べたのが印象に残っている」と懐かしそうだ。
移籍したレンジャーズで定位置をつかみ、2021年には31本塁打。昨季も27本塁打している。今季も7日(日本時間8日)のエンゼルス戦までに、ア・リーグ3位タイの9本塁打を記録するなど好調だ。「今年はチームが好調なので、いい気分だ。とても自信がある。自分の調子もとてもいい。よく練習して、打撃の修正ができているので、結果がついてきてホッとしている」とまだまだ数字を上げていきそうだ。
その中では4月22日(同23日)のアスレチックス戦で、5打数5安打、8打点という活躍も見せた。ここでは藤浪晋太郎投手からも本塁打を放っている。「あの日は失投を捉えることができたけど、(藤浪は)本当に素晴らしい投手だと思う。遅かれ早かれ、メジャーで活躍する素晴らしい投手になる」と、メジャーを目指した“同志”にエールを送った。
(Full-Count編集部)