手術に戦力外…野球が「苦しい」 西武・粟津凱士、再起の支えは“ロッカーでの時間”

目指す支配下「苦しさの中にある楽しさを見つけながらやってきた」

 2022年に実戦に復帰し、2軍で10試合に登板。手術から2年が経った今は「結果を出さなければいけない」と、自分にプレッシャーをかけながらマウンドに上がっている。

「野球が仕事になっているので、結果を求められる。『楽しいか?』と聞かれたら苦しいです。でも、誰もが経験できる場所じゃないということは、入団してからしみじみ思います。今までも、苦しさの中にある楽しさを見つけながらやってきた。1軍で活躍できたら、もっと野球を楽しめると思う。まずは投げた試合で結果を出して、支配下になること。そして1軍で活躍することを目標にしています」

 術後、投球を再開できたときは、野球の楽しさを改めて感じたという。苦しいリハビリを経たからこそ得られる喜びを求めて、5年目の右腕は1軍のマウンドを目指している。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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