「2年後にドラ1で送り出さないと」 指揮官も衝撃…日本航空石川に現れた怪物1年生
星稜との決勝戦では先発も1回2/3、6安打5失点でKO
「これからの高校生活で何度も対戦しないといけない相手。成長するためには早くから経験させていたほうがいい。力試しですね。結果はどうあれ必ず後の野球人生に繋がっていく」
1年生左腕は大きな期待を背に大一番のマウンドに上がったが、初めての挫折を味わうことになった。1点リードの初回に2本の適時打を浴び逆転を許すと、続く2回も2ランと適時打を浴び3失点。星稜打線を止めることができず1回2/3、6安打5失点で降板した。
試合は序盤の失点が響いて5-6で敗戦。「自分の責任で負けてしまった」。試合後、敗戦の責任を背負い涙を流す姿があった。
まさかの結果にも中村監督は「まだ、1年生で春の大会。それなのにチームを背負う覚悟で、涙を流していた」と、更なる飛躍を感じたという。本来は141キロの直球にカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球を操るが「まだ、体も仕上がっていない。打たれてもいいから、直球とカーブだけで勝負しなさい」と指示を出していた。