“元捕手”が通算400セーブの偉業達成 35歳で159キロ連発…超豪華サプライズに感激
史上7人目の偉業にカーショー「驚異的な功績」
■Rソックス 5ー2 ブレーブス(日本時間11日・アトランタ)
レッドソックスの守護神、ケンリー・ジャンセン投手が10日(日本時間11日)、敵地でのブレーブス戦で史上7人目となる通算400セーブを成し遂げた。衰えることを知らない35歳“元捕手”が偉業を成し遂げるとサプライズで祝福のメッセージが送られた。
大記録を達成すると、同僚のジャスティン・ターナー内野手が「みんなご存じの通り、あれはジャンセンの400セーブ目だった。ものすごく特別なことだ。動画を編集したから、どうか座って観て、楽しんで」とクラブハウスで言い放ち“上映会”が始まった。
祝福のビデオには、妻と3人の子どもたちや両親、そしてドジャース時代のチームメートであったバーンズやカーショーらが登場。カーショーは映像の中で「驚異的な功績。その多くのセーブで君のチームメートであれたことに感謝している」と賛辞を送っていた。
さらには、元ドジャース監督のジョー・トーリ氏が「400セーブおめでとう。これはかなりの金字塔だ」と祝福。また、友人で日本でもプレーした元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏は「同じキュラソー出身者として、MLBでこの目標を達成した君をとても誇りに思う。これからも頑張って」と同郷の“偉人”を祝った。映像が流れ終わるとチームメートらは拍手を送った。
今ではマウンドに君臨するジャンセンだが、捕手出身。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の公式サイトでは「初のプロ契約は17歳のときドジャースと結んだもので、当時は捕手だった。打者としては苦戦したため、ドジャースは彼を投手にコンバートした」としている。捕手から転身し、通算400セーブ達成したジャンセンは「現実のこととは思えない。常軌を逸脱している。今後もこれを励みにもっと上を狙う」と力を込めた。