柳田悠岐は「昨年とは違う」 詰まりながらもスタンドイン…評論家が見た“好調の証”
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坂口氏は開幕前から柳田の好成績を予想
坂口氏は開幕前から「今年の柳田選手は必ず好結果を残す」と断言していた。今シーズンは日本ハムから近藤を獲得し、ケガから復帰した栗原がオーダーに並ぶ。出塁率の高い近藤、勝負強い栗原が脇を固めることで「2人は数字的にはまだ本調子じゃないが、相手からするとマークする選手が増える。だからこそ昨年以上に柳田選手は本来の打撃を出せる」と語る。
オフに大型補強を行い、オリックスと並び優勝候補の筆頭にあがるソフトバンク。現状でも首位と1ゲーム差の3位の位置につけているが「1、2番の調子が上がれば得点力はさらに増す」と指摘する。2試合連続で1番に起用されている周東は打率.174、2番の佐藤直も打率.200。中軸へ繋げるまでの上位打線が今後の課題と見ている。
「開幕序盤は牧原選手が好調で、2番に近藤選手が入ることで打線の繋がりは理想的なオーダーでした。ただ、牧原選手が離脱したことはチームにとってはかなりの痛手。藤本監督も上位打線を色々と試しているが、まだ固定できていない。投手陣はある程度計算できるので1、2番がカギを握ると見ています」
13日に連勝すれば、2位ロッテの結果次第で首位返り咲きも見えてくる。3年ぶりのリーグ優勝を目指すソフトバンクが、リーグ連覇のオリックスに食らいついていく。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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