「フジは仕事をした」 藤浪晋太郎の好救援を放送局も称賛「打てる球が来なかった」
延長10回途中に7番手として登板
■アスレチックス 9ー7 レンジャーズ(日本時間13日・オークランド)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手が12日(日本時間13日)、嬉しいメジャー初勝利を挙げた。本拠地・レンジャーズ戦の延長10回にピンチの場面でのリリーフとなったが、三振を奪うなど無失点で切り抜けた。サヨナラ勝ちを導いた好救援を、地元放送局も「フジは仕事をしました」と称賛した。
5-5で延長戦に入ると、10回表に6番手・ジャクソンが2失点。1死一、二塁の場面で藤浪に出番が回ってきた。グロスマンに対しては3球で追い込むと、外角高めの直球で見逃し三振。際どいコースだったが、審判の手が挙がった。アスレチックスの地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」の実況を務めるヴィンセント・コントネオ氏は「グロスマンはこの打席で打てる球が来たと感じなかったでしょう」と投球を称えた。
続くロウはカウント3-2から四球を与えたが、ヤンをカットボールで右飛に打ち取り、得点を許さなかった。チームはその裏、タイブレークで走者を二塁に置いた状況からルイーズが右前への適時打を放って1点差に。この回の攻撃中、コントネオ氏は「フジは仕事をしました」と呟くと、解説のダラス・ブレイデン氏も「その通りだ」と同調した。
流れに乗るアスレチックスは、続くブレディが中前打を放って無死一、三塁とすると、今季好調のルッカ―が左中間への3ランを放って逆転サヨナラ勝ち。メジャー初勝利が舞い込みんだ藤浪は、笑顔で歓喜の輪に加わった。
(Full-Count編集部)