藤浪晋太郎を「起用するつもりなかった」 指揮官激白…決断を変えた“壁当て”
8回に壁当て行い、指揮官「投げられるか確認」
■アスレチックス 9ー7 レンジャーズ(日本時間13日・オークランド)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手が12日(日本時間13日)、メジャー初白星をマークした。本拠地で行われたレンジャーズ戦の10回途中から7番手でマウンドに上がり、安打を許さず無失点で切り抜けた。チームはその裏、4点を奪って逆転サヨナラ勝ち。試合後、マーク・コッツェイ監督は「今日は起用するつもりはなかった」と衝撃の告白をした。
コッツェイ監督は、藤浪のメジャー初勝利を喜びながらも「8回に壁当てをしていたのは、今日投げられるか確認をするためだった」と説明した。当初は登板予定がなかったが試合展開で「1イニング投げられるか聞いたら、彼は『イエス』と答えた」と延長のマウンドを任せた。
劇的サヨナラ勝利に「結果的にメジャー初勝利になった。フジとルック(ルッカー)、そしてチームにとって特別な夜になった」と指揮官はご満悦だった。
(Full-Count編集部)