元オリ投手が見た“本場の観戦スタイル” 大谷翔平登板日のエンゼルスタジアムを訪問

相手チームへのブーイングも…ファンも試合に参加する雰囲気

 席に着くと、エンゼルスタジアムの象徴でもある左中間の巨大な岩と滝が、日本にないつくりでワクワクさせてくれる。

 ブルペンはホーム、ビジターともにレフトスタンドの下にあり、下の階にビジター、上の階にエンゼルスと両チームが話せるくらいの距離に置かれている。これも日本では見ない造りで面白いと思った。

 またグッズ売り場で感じた通り、球場で見るお客さんが来ているユニホームはほとんど大谷選手とトラウト選手。同じ日本人としてとても誇らしい気持ちになる。

 試合が始まると日本とは比べられないほどの音量で音楽やアナウンスがあり、ファンもしだいに盛り上がっていく。試合中に球場全体でウェーブが行われたり、牽制や相手チームのホームランにブーイングしたりと、観客全員が試合に参加している雰囲気が伝わってくる。日本の応援歌を歌う文化とは、また違う楽しみ方をしているように感じた。

 またファンサービスも、練習中や試合中に選手が子どもたちにサインをするなど日本よりも徹底されている気がした。ファウルボールを捕っても、近くの子どもにあげるシーンが目立ち、子どもたちがすごく楽しそうにしているのを見て、雰囲気の良さをより味わうことができた。

 この試合で、大谷選手は6回5失点で4勝目を手にし、打者としても3安打猛打賞と大活躍。最後の打席は、もう少しでホームランという打球を放ったのだが、それが入っていればサイクルヒット達成だった。二刀流としてチームを引っ張っていた。

 次回は、日本とアメリカの試合の中身の違いなどについて書いていきたいと思う。

(「パ・リーグ インサイト」鈴木優)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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