ポニーリーグ、U-14とU-16の日本代表決定 WS進出目指して6月にアジア大会出場

ポニー(U-14)日本代表15人は6月19日から千葉でAPZチャンピオンシップを戦う【写真・編集部】
ポニー(U-14)日本代表15人は6月19日から千葉でAPZチャンピオンシップを戦う【写真・編集部】

あいにくの雨天も持ち味生かしたプレーでアピール

 第2試合はポニー沖縄選抜とポニー新規加盟連合が対戦。新規加盟連合は4月に加盟した関メディベースボール学院のチーム。ヤングリーグで日本一になった直後にポニーリーグへ移籍したチームとあって、多くの注目を集めた。新規加盟連合が逆転に次ぐ逆転の好ゲームの末に3-2で勝利。沖縄選抜の2番手・東濱成和(宜野湾ポニーズ)が最速141キロの剛速球を披露したが、新規加盟連合の才田凱斗が右中間へ三塁打を放つなど少ない得点機を逃さなかった。

 雨がようやく落ち着いた第3試合は、ポニー九州選抜とポニー南東北北関東選抜がナイターで対戦し、九州選抜が4-1で勝利した。1回に右翼から三塁へのレーザービームで一塁走者を刺した九州選抜の川崎治知(佐賀ビクトリー)は、打席でも4回に打球を左前に運んで追加点を演出。「積極的にバットを振ることを意識しました。完璧なレフト前でした」と満面の笑み。「肩でもアピールできてよかった」と話した。

 晴天に恵まれた14日は、ひぜしんスタジアムなど6球場で8試合を実施。選手たちは日本代表入りを目指して、それぞれ試合の中で最後のアピール。全ての真剣勝負を終えた後で行われた閉会式では、各地を回って選手が奮闘する姿を見守った広澤克実理事長が選手たちの全力プレーを労った。

「日本代表はポニー15人、コルト18人の狭き門。たとえ選ばれなくても威風堂々と家路についてください。沖縄の『なんくるないさ』という言葉は、どんな時も挫けずに努力を続ければ、いつかいい日がやってくるという意味。私の出身地・茨城にも同じ意味で『しゃあんめえ』という言葉があります。心の中で『なんくるないさ』『しゃあんめえ』と言いながら、胸を張って帰ってください。代表に選ばれた選手は、ポニーだけではなく日本の代表として、恥ずかしくない振る舞いを期待しています」

6月にAPZチャンピオンシップに出場、ワールドシリーズ進出目指す

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