中3で最速141キロ、ポニーの逸材は鷹・東浜の親戚 雨中で衝撃投球…日本代表に選出

打撃も定評「木製バットは打った時の音がいい」

 実力もさることながら、ソフトバンクの東浜巨投手と再従兄弟(はとこ)という話題性も加わり、注目を浴びる存在だ。だが、本人は「全国には本当にいい投手がたくさんいる。自分はまだまだ」と至って謙虚。この日も第1打席で対戦した井上友吾(関メディベースボール学院)に驚かされたといい、「自分はレフトオーバーを打ったつもりで振り抜いたのに、実際は詰まらされてショートゴロでした」と目を丸くした。

 投手以外にもセンターを守り、打撃にも自信がある。ポニーリーグの国際大会は木製バットが使用されるため、この日も木製バットで練習、試合に臨むと「木製バットは打った時の音がいいです」とうれしそうに笑った。

 閉会式で発表されたポニー日本代表メンバーの中に、東濱の名前もあった。広澤克実理事長から日本代表認定証と代表キャップを手渡され、「すごく速い球投げるらしいな。頑張れよ」と声を掛けられると、口をキュッと結び、決意あふれる目で頷いた。ポニー日本代表は6月19日から千葉県市原市で開催されるAPZチャンピオンシップに出場し、8月11日から米国ペンシルベニア州で行われるワールドシリーズ出場を目指す。

 同じポニー日本代表には、三塁打を浴びた才田、詰まって遊ゴロに倒れた井上も名を連ねた。昨日の敵は今日の友。この夏、実力を認める同年代のライバルたちと今度はチームメートとなり、世界一を目指して白球を追う経験は人生における大きな宝物となるはずだ。

選出されたU-14、U-16ポニー日本代表の顔ぶれ

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