登板なくても…WBCでハマった“メジャー流” ルックス抜群の剛腕が虜に「カッコいい」

オリックス・山崎颯一郎【写真:小林靖】
オリックス・山崎颯一郎【写真:小林靖】

緊急渡米で目撃した“メジャースタイル”に憧れ

 予定になかった長時間フライトは意味があった。オリックスの山崎颯一郎投手には、新たな楽しみができた。190センチの長身右腕は、爽やかな笑顔で言う。

「メジャーリーガーたちのユニホームの着こなしですね。全然、雰囲気から違った。だから僕も、足首をキュッと絞っているユニホームを発注しています。マウンドでの気分も上がりますね」

 3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。準々決勝イタリア戦から日本代表「侍ジャパン」に緊急招集された山崎颯は、決戦の地で“足元”に目線をやった。「カッコいい……」。そう感じたのは、足首を絞ったユニホームだった。「ハイカットのスパイクと組み合わせてマウンドに立つ投手を見て、シンプルにそう思いました」。メジャー流のドレスアップが気に入った。

 登板こそなかったが、米国・マイアミでは得難い経験をいくつもした。聞いてみたかったトレーニング方法をパドレスのダルビッシュ有投手やエンゼルスの大谷翔平投手から「全部ではないですけど、少し学べました」と濃密な期間を過ごした。

 合流してからの3試合は常にブルペン待機。決勝戦では“先輩”の威圧感に羨望のまなざしを向けた。「ダルさん、大谷さんのブルペン投球を間近で見られた。ものすごく貴重な経験なので、すごく良かった。あの場にいられたというのが経験になっています」。8回、9回に登板した“レジェンド”のリレーに息を飲んだ。

「まず、体が違いますね。身長は同じくらいかもしれないですけど、すごくデカいです。筋肉量が全然違う。筋肉量を上げて、体重も増やしたいと思いました」

 現在は体重93キロだが「100キロあってもいい背丈だと思う。少しずつ、バランスよく増やしていければと思います」とほほ笑む。トレーニングに励む理由は球威アップと“パツパツ”のユニホーム姿が目的。ルックス抜群の“吹田の主婦”が、さらにスタイルを整える。

【イケメンはどう変わる】足の長さが際立つ山崎颯…メジャー流の着こなしでさらに進化?

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