大谷翔平が「ごめんねって言ってきた」 二刀流ならではの謝罪に驚き「滅多にないこと」

ツインズのライアン・ジェファーズ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ツインズのライアン・ジェファーズ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

5回に死球を受けたジェファーズ、その裏に打席で大谷から謝罪

■エンゼルス 4ー2 ツインズ(日本時間22日・アナハイム)

 二刀流だからこそのやり方だった。ツインズのライアン・ジェファーズ捕手は21日(日本時間22日)、敵地・エンゼルス戦で大谷翔平投手から死球を受けた。カットボールが左肘に直撃したが、ジェファーズは「大事ではない」と状態を明かした。そして、その後の謝罪の仕方に驚かされていた。

 この日、大谷とは初対戦。打席では3打数無安打1三振に終わった。「彼はいいものを持っている。いい投手だ。スライダーはよく動くし、シンカーはとても有効だった」と大絶賛だった。そして、事が起こったのは5回2死で迎えた第2打席だった。

 2球目の85.8マイル(約138.1キロ)のカットボールが抜け、左肘に直撃した。ジェファーズは一瞬顔をゆがめ、大谷は天を仰いて、悔しそうな表情を見せた。

 その時点では、大谷は一塁の方へ目をやることはなかったように見えたが、その裏の回の出来事だった。打席に立った大谷が「大丈夫? ごめんね」と謝ってきたという。二刀流の大谷ならではの謝罪方法。「当てたあと、打席で再会することは、滅多に起きないことだ」と驚きを隠せないでいた。

 20日(同21日)には11号ソロを浴びたものの、チームはこの3連戦、大谷を10打数2安打1本塁打1打点、打率.200に抑えた。捕手として、大谷の打席を見たジェファーズは「ショウヘイ・オオタニでも野球ボールを打つことは難しい。今シリーズは、彼にいい投球ができたと思う」と納得の表情を見せていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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