10人に1人が“髪型”で入部断念&退部 高校部活の現状…「丸刈り」を敬遠する声も

化粧品メーカー「マンダム」が高校部活生の髪型に関する調査を実施(写真はイメージ)
化粧品メーカー「マンダム」が高校部活生の髪型に関する調査を実施(写真はイメージ)

マンダムが高校生1000人に“部活ヘア”の実態調査を実施

 野球人口の減少を止めるには“脱・丸刈り”が鍵になるかもしれない。化粧品メーカー「マンダム」が部活に入っている高校生1000人と、部活動顧問を担当する高校教員200人に「部活ヘア」について実態調査を実施。10人に1人が、髪を理由に入部を諦めたり退部したり、その経験を聞いたことがあると回答した。

 今春の選抜高校野球大会では仙台育英(宮城)、東北(宮城)、慶応(神奈川)などが丸刈りではなく、“短髪”で出場。「球児=丸刈り」のイメージは徐々に変化している。とはいえ、強制かどうかは別として、ほとんどの高校球児が依然として丸刈りでプレーしているのが現状だ。

 マンダムが実施した実態調査は、部活に所属している1000人の高校生男女(運動部7割・文化部3割)に対して実施。高校球児限定ではないが、約4割が学校のおしゃれや自己表現のルールが社会の流れに対してギャップがあると回答している。

 多くの部活生が“髪型”に疑問を持っているようだ。髪型に関する部活動のルールなどで理不尽に感じたり、実際におしゃれができなかったりしたエピソードでは「坊主にしなければならない」という声が25件もあったという。

 また、部活動を行う中で「髪の長さや髪型で自己表現できることは、部活参加意欲アップや競技等のパフォーマンスアップに繋がると思いますか?」という問いに「とてもそう思う」「そう思う」と約70%が回答。おしゃれや自己表現をすることが、部活でより良いプレーをすることや参加意欲向上に繋がると考える高校生が多い結果になっている。

(First-Pitch編集部)

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