わずか3%の「過ち」に批判も… 優秀審判の“疑惑の判定”が物議「実に情けない」
見逃し三振となったアルビーズは不満そうに首を振り球審につぶやく
■マリナーズ 7-3 ブレーブス(日本時間21日・アトランタ)
“疑惑の判定”にファンの批判が噴出している。外角にボール3個分は外れたかのように見える1球が、まさかのストライク判定。ファンは「完全にプレートから外れている」「これは史上最悪の判定かもしれない」「プレートから4.5インチ(約11.4センチ)ぐらいは外れてそうだ」との声を上げている。
20日(日本時間21日)のマリナーズ-ブレーブス戦。9回無死から、ポール・シーウォルドが投じたカウント0-2からの3球目、83.9マイル(約135キロ)のスイーパーは、外角に外れたかに見えた。左打席のオジー・アルビーズは見送ったが、球審エドウィン・モスコーソは三振のコール。アルビーズは不満そうに首を横に振り、球審に何やらつぶやいている。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏がツイッターで映像を公開すると「ロボット審判が必要だ」「100%外れている」「これは実に情けないことだし、容認できない」「いったい何が起こっているんだ、MLB?」「投手もボールだとわかっていて、ボールが返ってくるを待っていたのが最高」とファンが反応した。
「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「どこをどう見ても、ストライクには程遠い」と唖然。とはいえ、審判に成績をつけるツイッター「Umpire Scorecards」によると、この試合全体の判定の正確さは97%。米データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」は「この審判は、今年これまでのメジャーリーグの中でも屈指のストライク、ボール判定をする。しかしながら、彼は人間だから、こういうことも起きる可能性はある」とかばった。