バットは「体から離さない」 意識したい振り出し…打力向上を導く3つのポイント

大阪桐蔭元主将の「ミノルマン」こと廣畑実さん【写真:編集部】
大阪桐蔭元主将の「ミノルマン」こと廣畑実さん【写真:編集部】

大阪桐蔭で主将を務め、現在は「ミノルマン」の愛称で活躍する廣畑実さん

 良いバッターの共通点とは? 下半身と上半身が上手く連動することで、投手のボールをしっかりコンタクトし打球に力強さを生み出すことが可能になる。大阪桐蔭高校で主将を務め、現在は「ミノルマン」の愛称で野球上達法の動画を配信している廣畑実さんは「振り出しの形が大事」と、3つのポイントを上げる。

 廣畑さんはバットでボールを捉える前のアプローチを大切にしている。ポイントは以下の3点だ。

1 バットは体の近くを通して振る
2 胸はなるべく横を向けたまま振っていく
3 体の向きにこだわる

 1つ目のポイントは、肩や腕に当たるくらい体の近くからバットを出すこと。「できるだけ体から離さない。体とくっつくくらいのイメージが理想です。遠心力でバットは自然と離れていきます」とアドバイスを送る。

 2つ目は、振り出した時に左打者なら胸が三塁ランナーコーチ付近に向いている(右打者なら一塁コーチ付近)のが理想で、3つ目は「体の中にバットがあること」と強調する。また、捕手側の肘を体の中に入れようとし過ぎるのも良くないと指摘。腕が伸びすぎてヘッドが下がってしまう可能性があるとし、バットを肩の近くを通すと自然に肘は入ると述べている。

 置きティー打撃や素振りで、この3点を意識し、自分の軌道を確認していけば投球に対して良い形で入っていけるという。打撃で悩む少年少女は一度、試してみる価値はありそうだ。

【動画】「振り出し」で決まるバッティング チェックすべき3つのポイント

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