WBCイタリア代表が忘れない“日本の粋” 侍J戦で味わった「最もクールな体験」

イタリア代表としてWBCを戦ったニッキー・ロペス【写真:Getty Images】
イタリア代表としてWBCを戦ったニッキー・ロペス【写真:Getty Images】

ロイヤルズのロペスはWBC準々決勝で大谷と対戦した

 ロイヤルズのニッキー・ロペスが、イタリア代表として戦った3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を回顧した。米スポーツメディア「ハーダット・スポーツ」のインタビューで、東京ドームでの試合について「ファンはリスペクトとスポーツマンシップを持っていて、私が今までの人生で経験したことのないことだった」などと語った。

 ロペスは、3月16日に行われた準々決勝の日本代表戦に「2番・遊撃」で出場。大谷翔平投手を相手に4回無死から左安打を放つなど、3打数1安打1死球だった。試合は3-9で敗れて4強入りを逃したが、この試合を「今まで野球をプレーしてきた中で最もクールな体験だった。チームイタリアとして準々決勝に進出することができた。東京ドームでチームジャパンと対戦し、マウンドにはオオタニがいた」と言う。

 さらに「(投手)オオタニのカウントが2-0になったとき、ファンは『私たちは応援しているよ』という感じで、スタンディングオベーションをして(選手たちの)後押しをしていた。初回に私がダイビングプレーをしたとき、敵チームの選手にさえスタンディングオベーションをしてくれた」と感銘を受けた様子だ。

「リスペクトを示してくれた。敬意を示す姿勢は(米国とは)異なる文化だ」。WBCでは5試合に出場して打率.474、7打点をマークしたロペスにとって、今もなお、脳裏に深く刻みつく経験となった。

(Full-Count編集部)

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