アルコール1本2500円…野球観戦も金かかる 元オリ投手が体感したド軍本拠地の熱気

ドジャー・スタジアムを訪れた鈴木優さん【写真提供:鈴木優】
ドジャー・スタジアムを訪れた鈴木優さん【写真提供:鈴木優】

試合後は大渋滞…遊園地に入ったような楽しさ

 オリックスと巨人で投手としてプレーし、昨季限りで現役を退いた鈴木優さんは現在、米国に約2年の予定で留学中だ。現地で感じた“ベースボール事情”を、不定期でレポート。第3回の今回は、日本ファンにもなじみが深い「ドジャー・スタジアム」を訪れた思いを語った。

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 第1回、2回とエンゼル・スタジアムについて書いた。今回はロサンゼルスのもうひとつの球場、エンゼル・スタジアムから1時間くらいの距離にあるドジャー・スタジアムに行ってきた。ドジャー・スタジアムは3番目に古い球場で、ドジャースのホーム球場だが、実は1962年から1965年まではエンゼルスもホーム球場で使用していたという歴史もあるようだ。

 やはりエンゼル・スタジアムと同じで、ここの球場も最大5万6000人もの観客の大半が、車で来場する。そのため駐車場が約1万6000台停められるというほど大きく作られている。都市部から山を上がったところにあるため郊外に出入りする道が少なく、試合終了後の渋滞がとても深刻な問題のようだ(私も帰りに車を出すのに30分以上待った)。

 駐車場から5分ほど歩いて入り口に着くと、歴史を感じる大きなドジャースのマークが出迎えてくれる。入口では荷物検査が行われていて、透明なバッグ以外は入れないルールのもと厳しくチェックされていた。ここでの検査はエンゼル・スタジアムよりも厳しく感じた。そこを通過して少し歩くと音楽の生演奏が正面入口で行われていて、遊園地に入ったような楽しい気分にさせてくれる。日本と比べてやはりお客さんを楽しませる工夫がされていると思った。

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