首位独走の岡田・阪神はなぜ負けない? 専門家が分析「信頼関係」と「6番・右翼」

阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】
阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】

4回にミエセスが先制ソロ、7回はノイジー、大山の連続適時打で勝ち越し

■阪神 4ー1 巨人(28日・甲子園)

 阪神は28日に行われた巨人戦(甲子園)を4-1で勝利し、破竹の8連勝をマークした。貯金は今季最多の「17」、2位・DeNAとのゲーム差は「6」に拡がり独走態勢に入った。勢いの止まらない“岡田阪神”を野球評論家の新井宏昌氏は「選手との信頼関係が上手くいっている証」と、分析した。

 猛虎の強さが際立つ“伝統の一戦”だった。4回に6番・ミエセスが左翼席へ先制の3号ソロを放つと、同点で迎えた7回には相手のバント処理ミスも絡み、1死満塁からノイジーが勝ち越しの中前適時打。さらに、続く大山がダメ押しの2点適時打を放ち勝負を決めた。

 投げても先発の才木が7回2/3、3安打1失点、10奪三振の力投を見せ3勝目。最終回を締めた湯浅は4月13日以来となる6セーブ目をマークするなど、交流戦に向け弾みを付ける一戦となった。5月は7連勝、8連勝と怒涛の快進撃を見せる“岡田阪神”に新井氏は「監督の起用、采配が何もかも全て上手くいっている。選手との関係値がしっかりしている」と語る。

 この試合でも、それを象徴するシーンがあったという。新井氏が注目したのはチームが、勝ち越しに成功した7回の攻撃だった。

日替わりの「6番・右翼」は「選手からすると大きなチャンス」

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