吉田正尚は「断トツの打者だった」 元燕守護神はMLBでの成功確信「史上最高の選手に」

レッドソックスの吉田正尚(左)とダイヤモンドバックスのスコット・マクガフ【写真:Getty Images】
レッドソックスの吉田正尚(左)とダイヤモンドバックスのスコット・マクガフ【写真:Getty Images】

昨年の日本シリーズ第5戦ではサヨナラ弾を浴びる

 今季からダイヤモンドバックスでプレーするスコット・マクガフ投手は、レッドソックス・吉田正尚外野手のここまでの好成績に何の疑問も抱いていないようだ。27日(日本時間28日)の試合では、メジャーの舞台で初対戦。試合後にマクガフが、吉田の日本時代の印象を語った。

 同戦の7回から5番手としてマウンドに上がったマクガフは、7回を3者凡退に抑えると、2イニング目に1死走者なしで吉田を迎え、結果は四球だった。この日出塁を許したのは吉田だけで、打者7人に対して5奪三振無失点の好投を見せた。今季は28日(同29日)の試合を終えてチーム2位タイの25試合に登板。0勝4敗10ホールド1セーブ、防御率3.58、WHIP0.94としている。

 地元紙「ボストン・グローブ」は、試合後のコメントを伝えた。「彼とは何度、対戦したかよくわからないけど、たぶん10回くらいかな。きっと彼は僕から8本ぐらいヒットを打ってるはずだ」。マクガフにとって吉田は2021年、22年と日本シリーズでサヨナラ打を打たれるなど、“天敵”としていた打者の1人だった。

 同じタイミングでメジャーに挑戦した吉田のことは、常に気にかけていた。「ヨシダのことはずっと注意深くチェックしてきたんだ。彼は、僕が日本で見た中で、断トツで最高の打者だったからね。こっち(アメリカ)に帰ってきてからも、ずっと彼のことを褒めちぎってきたよ」と、成功を確信していたという。

「いろいろなインタビューを受けたけど、『僕の推しは彼だ』って感じだった。日本から来た選手のなかで、史上最高の選手になるよ』っていっていた」

「最初の2週間は、僕の読みが間違っていたのかと少し心配したけどね。だけど、今彼は素晴らしい活躍をしている。まさに僕が期待した通りの活躍だよ。彼はとても優秀でスキルの高い打者なので、こっちでもうまくやっていけると思ったんだ」

 初対戦で四球を与えたマクガフは「彼に対してどう対処するか、まだ考えているところだ」と苦笑い。「彼がここでやっている全てのことを見るのがすごく楽しみなんだ」と心境を明かした。

(Full-Count編集部)

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