ヤ軍時代とまるで別人…開幕から2か月で“戦力外”、優良左腕がまさかの防御率10点台
ブレーブスはスミスショーバーが昇格、リットキーがDFAとなった
ブレーブスは30日(日本時間31日)、マイナー契約だった若手有望投手のAJ・スミスショーバーの契約を買い上げ、それに伴い、左腕ルーカス・リットキーを40人のメジャーロースター枠から外すDFAとした。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えた。
スミスショーバーは20歳の2021年ドラフト組。野球専門誌「ベースボール・アメリカ」がブレーブス傘下ナンバーワン有望株と評価する選手で、今季は2階級に分かれている1Aチームのうち上位チームで開幕し、一気にメジャーに昇格となった。
リットキーは「ここ2シーズンはヤンキースでリリーフ左腕として効果的なピッチングをしていた」と評される。2021年は57試合で防御率2.74、2022年は50試合で防御率2.67をマークした。しかしオフのトレードでブレーブス入りすると、今季はここまで大いに苦戦。防御率は10.24で、上腕ニ頭筋の炎症で負傷者リスト入りしたこともあり9試合しか登板できていない。(被本塁打・与四死球・奪三振のみで投手を評価する指標である)FIP6.08も「理想的な数字ではない」と指摘した。
ブレーブスはリットキーをDFAにしたことで、1週間以内にトレードするかウェーバーで獲得する球団が名乗りを挙げるかを判断していくことになる。「今季は不振だが、過去の実績から他チームが興味を示す可能性は高い。今季の年俸は155万ドル(約2億1000万円)で、来年は年俸調停を経てあと1年チームに残せる」と記事は分析していた。
(Full-Count編集部)