大谷翔平「いい球をしっかり打てている」 苦戦の5月は2戦3発締め「構えが良くなかった」

試合後の取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:川村虎大】
試合後の取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:川村虎大】

状態上向きで5月終える「一番は構えだと思っている」

■エンゼルス 12ー5 Wソックス(日本時間1日・シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間6月1日)、敵地・ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季初の2打席連発を放つなど3打数2安打4打点1四球の活躍を見せた。これで2試合で計3発。試合後は「いい球をしっかり打てている。今日のフォアボールもしっかり見えていて、(状態は)いいかなと思います」と語った。

 3回1死一塁で迎えた第2打席で中堅に飛び込む打球速度107マイル(約172.2キロ)、飛距離425フィート(約129.5メートル)の14号2ランを放った。今季2度目の2戦連発を記録した。4回1死二塁で迎えた第3打席では、今度は右翼席に飛距離459フィート(約139.9メートル)の超特大2ラン。1試合2発は2022年9月5日(同6日)のタイガース戦以来、2打席連発は同5月29日(30日)のブルージェイズ戦以来だった。

 5月中盤以降打率が徐々に下がり、試合前の時点では打率.263。少し苦しんでいたが、2試合で計3発を放って5月を終えた。「一番は構えだと思っているので、構えている段階での見え方。それが1番かなと思います」と状態に手応え。苦しんでいた時期については「構えが良くなかったなと。構えが良くないまま、そのあとの動作に移行している感じだった」と振り返った。

 構える際に重心を低くするなど、常に試行錯誤を続けている。「下半身を使いたい時は無理やり下げたりしますし、逆にバランス悪いなと思ったりした時は上げたりするので。その時によって必要な感覚が変わってくるので、毎年いろいろ調子の波がありますけどその時によって変わってくる」と語った。

 この日は3打数2安打4打点で打率.269、OPS.883とした。ア・リーグ本塁打ランキングでは単独2位に浮上し、1位のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)まで「3」本差に迫った。

(Full-Count編集部)

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