子どもは「ホームランを狙うべき」 人気指導者が提唱…長打に詰まった打撃の真髄

目指す中学ボーイズリーグの監督「3年で日本一を獲ります」

 野球塾で子どもたちに伝える点は2つ。「自分のポイントを知ること」「タイミングを早く取って振り出しを早くすること」だ。打撃では詰まることが最も結果が出にくいとされている。「泳がされてもタイミングが合えば打つことはできます。自分の打ち方やポイントを理解し、タイミングを早く取る」と力説する。

 YouTubeでもヘッドの使い方、バットの角度、打球角度など打撃の全てを考え抜いた理論を公開。小さな枠に収まることのない選手育成を心掛け、選手やその保護者から好評を得ている。「今は子どもたちでも簡単に技術や情報を得られる。指導者も勉強しないと生きていけない時代だと思います」と自身のアップデートを怠らない。

 今後も野球塾やYouTubeなどを通じて選手育成に力を注いでいくが、今年は違った形での育成を目指していくという。廣畑さんは「3年で日本一を獲ります。大事な選手を僕に預けてくれるチームを募集しています」。中学硬式のボーイズリーグで監督を務めることを目標に掲げている。

「小さい時から選択肢を狭めてしまってはいけない。可能性は大きく。将来の野球界を担っているのは子どもたちです」

 2019年にスタートさせた“職業・野球指導者”。野球以外の競技からも教えを乞い、技術や知識のアップデートさせ、未来の野球人を育てていく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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