大谷翔平の望みは「勝つこと」 争奪戦へアピール不足…低迷のマ軍地元紙が警鐘
シアトル・タイムズ紙「マリナーズはオオタニと契約するチャンスを潰すのか」
このままなら今オフにエンゼルスからFAとなる大谷翔平投手の獲得争奪戦にも影響する……。マリナーズの地元紙シアトル・タイムズは早くも警鐘を鳴らしている。一体どういうことなのか。
マリナーズは6日(日本時間7日)まで、30勝30敗ながらア・リーグ西地区4位と低迷。昨季ポストシーズンに進出した勢いは見られず、シーズン100勝超ペースで首位を走るレンジャーズに10ゲーム差をつけられている。昨季新人王のフリオ・ロドリゲス外野手ら若手に有力選手が揃いながらも地区優勝争いに参戦できていない状況だ。
同紙は「マリナーズはショウヘイ・オオタニと契約するチャンスを潰してしまうのか」との見出しで報道。大谷が求めること、そしてチームへ厳しいゲキを飛ばした。
「オオタニが何よりも望んでいるのは『勝つこと』なのである」
「昨年の90勝を挙げ、ワイルドカードのスポットを勝ち取り、プレーオフに進出したマリナーズは、オオタニにとって特に魅力的だったかもしれなかったのに」
「世界で最も才能があり、市場価値が高い野球選手がFAになろうとしているのに、こんな成績では時に気が滅入る」
まだシーズンの真っ只中。大谷がFAとなるのも先の話で、マリナーズには大谷が少年時代から憧れているイチロー氏も「会長付き特別補佐兼インストラクター」として所属している“魅力”もある。それでも……。
「オオタニは30チームどこでも選ぶことができる。マリナーズもオーディションを受けるのだ。このままでは、マリナーズがそのオーディションに受かることはないだろう」。6億ドル(約837億円)以上とも言われる争奪戦は始まっているようだ。
(Full-Count編集部)