ダルビッシュとの会話で得た「学び」 古巣GMが絶賛する人間性「思いやりがある」

パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

ダルビッシュがCY賞候補になっていく過程で「どんな人物かを知った」

 カブスのジェド・ホイヤーGMが、2018~2020年に同チームに所属したパドレスのダルビッシュ有投手について語った。ダルビッシュとは今でも、試合で顔を合わせる時などに頻繁に言葉を交わしているといい、「素晴らしい男だ」と絶賛した。

 6日(日本時間7日)のエンゼルス戦の際に、記者団の質問に答えた。「(ダルビッシュが)うちのチームにきたときはワールドシリーズ後で少し苦戦していたが、それを乗り越えてサイ・ヤング賞投票で2位に入った。その過程で、彼がどのような人物かを知ったんだ」とホイヤーGM。

 ダルビッシュはドジャースに所属した2017年にワールドシリーズに出場し、2試合に先発したものの、いずれも2イニングもたずに降板。そのオフにFAとなりカブスに移籍して以降も、2シーズンは故障や不振に苦しんだ。しかし、2020年にはリーグ単独トップの8勝をマークし、サイ・ヤング賞候補に挙がるなど復活。そうした過程で右腕の野球に対する姿勢や考え方に触れ、「彼との会話はいつも楽しく、学びがある」と感じているといい。さらにこう続けた。

「彼には洞察力がある。野球のことだったり、日本人選手がどのようにメジャーになじんでいくかということだったり、色々な話をすることが楽しい。そして、とても思いやりのある人物なんだ」

 また、ホイヤーGMは、直近5試合で内野安打1本、10三振と不振の鈴木誠也外野手についても言及。「キャリアワーストのスランプに陥っているように見える」との指摘に、「彼は乗り越えると思う。ここに(2022年に)来た時も、アップダウンがあった後に火が付いたからね。彼がスランプ中もチームはまずまずの成績だったし、彼がスランプを脱すれば、もっとたくさん勝てるようになるだろう。心配していないよ」と、かつてのダルビッシュのように、壁を乗り越えてくれることを期待していた。

(Full-Count編集部)

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