エ軍343億円男が明かす長期離脱の苦悩「悔しい」 主砲の“覚悟”「勝ちたいんだ」
復帰のレンドンが沈黙を破り発言「最高の選手になるんだと言い聞かせる」
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が、脚の付け根の故障から戦列に復帰した。2020年から、7年総額2億4500万ドル(約342億6000万円)という巨額の契約のもとでプレーしているが故障続きで、短縮60試合制となった2020年を除いてはシーズンを全うできていない。6日(日本時間7日)のカブス戦を前に沈黙を破り、長期離脱が続いた“苦悩”を口にしている。
レンドンが報道陣の前で取材に応じた内容を、MLB公式サイトや米国のスポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が掲載したもの。記事は「負傷者リスト入りしていた3週間、レンドンは公の場で話したがらなかった」としている。さらに6日(同7日)に33歳となり、カブス戦からようやく戦列に復帰したことを伝え「窮地に陥ったスターがようやく口を開いた。そして大切に思っていることを熱意をもって話した。プレーしたいということも」と、ここ数年満足にプレーできない自身の思いを言葉にしたという。
今季も32試合出場にとどまっており、チームが戦った63試合の半分ほどにすぎない。2021年から現在に至るまでに250試合に欠場しており、完調でのプレーをなかなか見せられないことについては、本人も苦しい思いがあるようだ。
記事は「悔しい。勝つためにプレーをしている。間違いなく最近はたくさんプレーできていない。出場するなら、グラウンドでできる限り最高の選手になるんだと自分に言い聞かせる。だから、もし試合から退いたら、それは何かが大いに間違っているという意味だと自分に言い聞かせる。あのユニホームをまとったら、完璧であることを期待する。それが自分という人間だ」というレンドンの言葉を紹介している。
さらに、ナショナルズ時代に2度のシーズン100打点を記録したような「以前のプレーレベル」に戻せるかについては「分からない。この先分かることだ。だから努力し続けるんだ」と話したという。
記事は、長くポストシーズンに進めていないエンゼルスで、レンドンは「どれだけ健康でいられるか」分からない中、できる限りのことをしているとした。さらにレンドンの「(エンゼルスは)長いことプレーオフに進出できていない。その間ずっとここにいたわけではないが、自分もその責任を負う。自分は勝ちたい。僕ら全員、勝ちたいんだ」という言葉を紹介。主砲の責任を果たそうとする姿を伝えている。
(Full-Count編集部)