元西武助っ人左腕が怒涛の“半日” 初昇格→初先発黒星で…非情の戦力外に
ダーモディが“半日”でDFAに
■ガーディアンズ 10ー3 レッドソックス(日本時間9日・クリーブランド)
レッドソックスのマット・ダーモディ投手は8日(日本時間9日)、今季初めてメジャー昇格を果たし、敵地でのガーディアンズ戦に先発登板した。4回4安打3失点で敗戦投手となると、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によれば、試合後即、事実上の戦力外(DFA)を通達されたと報じられている。
ダーモディは、試合開始の数時間前にMLBロースターに登録されたばかりだった。ボストン地元紙「ボストン・グローブ」のジュリアン・マクウィリアムス記者によれば、アレックス・コーラ監督が試合後の会見で、ダーモディにDFAとすることを伝えたという。
同地元紙のピート・アブラハム記者は、9日(同10日)のヤンキース戦でアダム・デュバル外野手が60日間の負傷者リスト(IL)から復帰することが予想されるとツイートしている。そのため、フロントはダーモディを1試合限定の先発登板と見ていただろうと推測した。
32歳左腕は2021年シーズンに、西武に在籍。11試合に登板して0勝2敗、防御率5.13の成績で日本を去った。その後は韓国球界などを経て、オフにマイナー契約でレッドソックスに入団。3Aウースターを主戦場として計44回を投げ、防御率4.50の成績を残し、8日(同9日)に今季メジャー初昇格したばかりだった。
今回のDFAにより、レッドソックスは1週間以内にトレードに出すか、ウェーバーにかける必要がある。獲得球団が現れなかった場合、ダーモディは以前にもDFAを経験しているため、FAとなって他球団に移籍することもできる。
(Full-Count編集部)