スイーパー“一辺倒”も「オオタニは賢い」 敵将警戒の野球脳、狙い球は「高めの球」
大谷は通算7登板で負けなし5勝、マリナーズの天敵となっている
■エンゼルス ー マリナーズ(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場する。今季6勝目をかけたマウンド。マリナーズのスコット・サービス監督は「彼は大きく成長した。投球の引き出しや球種の使い方が変化した。常に進化している」と舌を巻いた。
投手・大谷と言えば大きく横滑りするスイーパー。カウント球でも決め球でも使っているが、ここ最近は相手打者に狙い打ちされるケースも。米データサイト「ベースボール・サバント」によると、試合前までスイーパーの被打率は.333となっている。だが、サービス監督はここからの“変化”を警戒する。
「とても才能のある選手だが、同時にとても賢い。彼は成長することに注力している。効果的な球種を持っているので、1つの球種に偏ることがある。でも、修正能力があるから球界最高の選手の1人なんだ」
開幕6戦目だった4月5日(同6日)の敵地・マリナーズ戦では6回8奪三振3安打1失点に封じられた。もちろん対策を講じるつもりでいる。
「何人かの選手は意識的に修正させようとするだろう。2ストライクになった時はベースに近づいたり、狙う球種やコースを変えるなど、色々なアプローチがある。古い考え方だけども、2ストライクになったら高めの球を狙いたいね」
大谷はマリナーズ戦に通算7試合登板して5勝0敗、防御率1.64。計44回で56奪三振とマリナーズにとっては天敵となっている。
(Full-Count編集部)