7年目初勝利のハム守護神“最大の武器” 150キロ超が常識…パで止まらぬスピード競争
165キロの佐々木朗希だけじゃない…「吹田の主婦」らパのスピード王
剛腕投手が揃う西武からは、今季左の中継ぎエースとして活躍中の佐藤隼輔投手をピックアップしたい。オリックスの長距離砲・杉本裕太郎外野手を空振り三振に抑える153キロのストレートなど、ムチのようにしなる腕から放たれる速球が紹介されている。2021年ドラフト2位で入団した佐藤は、力強いフォームから150キロ超えの直球でブルペン陣を支えており、6月2日時点で防御率1.50をマークしている。今後の起用法にも注目だ。
ロッテからは、令和の怪物・佐々木朗希投手が登場。ソフトバンクの巧打者・近藤健介外野手を空振り三振に抑えた163キロのストレートや、現在リーグ打点王の栗原陵矢外野手を空振り三振に沈める164キロのストレートが紹介されている。
今季の4月には自己最速を更新する日本人最速タイの165キロを記録し、今もなお進化を続けている日本球界の至宝だ。昨季はNPB史上16人目の完全試合を達成した右腕は、既に米球界からも大きな注目を浴びており、今後の去就にも大注目だ。
続いては、オリックスの山崎颯一郎投手。ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手を空振り三振に抑える内角高めの157キロや、千葉ロッテの長距離砲・山口航輝外野手を空振り三振に抑えた156キロと、胸がすくような快投を見せている。
190センチを誇る長身からの直球は圧倒的な球威を誇り、対戦打者をねじ伏せる。筋骨隆々な肉体とは対照的に「吹田の主婦」というギャップあふれる愛称でファンから親しまれている右腕だ。
最後は、ソフトバンクで守護神を務めているオスナ投手。メジャーリーグのアストロズに所属していた2019年には、ア・リーグ最多の38セーブを挙げた超大物だ。今季は開幕から無失点登板を継続しており、その姿はかつて所属していたデニス・サファテ氏を彷彿とさせる。異次元の伸びを誇る直球は、もはや攻略不可能と言っても過言ではないのだ。