打棒爆発の大谷翔平が「大きく貢献」 エ軍が“悪夢払拭”…9年ぶり大舞台への奮闘

エンゼルスの大谷翔平(左)とフィル・ネビン監督【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平(左)とフィル・ネビン監督【写真:ロイター】

昨年は14連敗で早々にプレーオフ争い離脱も…貯金「5」でワイルドカード争いに参戦

 今オフ、フリーエージェント(FA)となるエンゼルスの大谷翔平投手は来季どのチームを選択するのか――。MLB公式のエンゼルス番レット・ボリンジャー記者は、大谷が今季終了後にFAとなる状況を踏まえ、結果が求められるチームの奮闘に注目している。

 大谷は11日(日本時間12日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し5打数3安打を記録し、打率を.287まで上昇させた。6月は絶好調をキープしており、42打数16安打4本塁打8打点で打率.381の好成績を収めている。11日(同12日)終了時点で、本塁打はリーグ単独2位の18本。トップを走るヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手と1本差としている。

 投打二刀流のスーパースターは、上位浮上に必要不可欠な存在。ボリンジャー記者は「昨シーズンのように14連敗して、シーズンが実質6月中盤に終わってしまうこともありえた」と、今季のエンゼルスを分析。続けて「しかし、エンゼルスは(負け続けるのではなく)立ち直った。日曜日(同12日)、9-4で勝利したマリナーズとのシリーズ最終戦では、新人のザック・ネトがキャリア初の1試合2本塁打、ショウヘイ・オオタニが猛打賞、マット・サイスが3打点をマークした」と、同僚の奮起に触れつつ、悲願のプレーオフ進出に向けて粘り強く戦うチームを評価した。

 エンゼルスはア・リーグワイルドカードの最後の枠に位置する西地区2位のアストロズと1.5ゲーム差。今季は大谷が契約最終年を迎え、チームも2014年以来となるポストシーズン進出を目指す重要なシーズンである。また、トレード期限は8月1日(同2日)で、トレードの買い手になるためにより良いポジションに身を置き続けていると、ボリンジャー記者は言及している。

 エンゼルスは12日(同13日)から、首位に位置するレンジャーズと4連戦というタフなシリーズが待っている。ここもチーム一丸で乗り越え、大谷の“流出”を阻止したいところだ。

(Full-Count編集部)

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