「無名」が474億円男に16万票リード 元DeNA戦士が初の球宴出場へ好発進
Dバックス・グリエル弟がナ・リーグ外野手部門3位スタート
メジャーリーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、オールスター戦(7月11日、シアトル)の先発出場野手を対象にしたファン投票の中間結果を発表した。元DeNAでダイヤモンドバックスのルルデス・グリエルJr.外野手はナ・リーグ外野手部門で36万7348票を集めて3位に入った。初のオールスター戦選出へ好スタートを切った。
2021年首位打者のユリ・グリエル(現マーリンズ)を兄に持つ“グリエル弟”が好発進だ。ナ・リーグ外野手部門では、両リーグ最多108万6537票を集めたブレーブスのロナルド・アクーニャJr.、67万6491票のドジャースのムーキー・ベッツに次いで中間3位。パドレスのフアン・ソト(33万9009票)、14年3億4000万ドル(約474億円)のフェルナンド・タティスJr.(20万7474票)をも上回る得票数で、カブスの鈴木誠也、カージナルスのラーズ・ヌートバーら猛者揃いの中で最終投票進出圏内につけている。
2015年にDeNAに所属したグリエルJr.は、2016年2月に亡命。2016年11月に7年2200万ドル(約31億円)でブルージェイズ入りした。2021年には打率.276、21本塁打、84打点。2022年12月にダイヤモンドバックスへトレード移籍し、今季は55試合出場、打率.301、10本塁打、39打点をマーク。地区首位を走るチームの原動力となっている。
“キューバの至宝”も届かなかったオールスター戦。ダイヤモンドバックスの公式ツイッターには、ファンからは「ルルデスはオールスターになるべきだ」「ブルージェイズファン、彼に投票して」「今季の活躍を考えれば妥当だ」「無名だけどいいシーズンを送っている」とのコメントが寄せられている。