エ軍新人が無念の離脱「復帰はいつか分からない」 飛び級デビュー、定位置奪取も
ネトは左脇腹痛で10日間の負傷者リスト入り
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは15日(日本時間16日)、ザック・ネト内野手を左脇腹痛のため10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。前日14日(同15日)の敵地・レンジャーズ戦で途中交代していた。ネトは「復帰がいつになるか分からないけど、以前と同じように問題なくプレーできるようになれば復帰する。言えるのはそれだけだ」と話した。
昨年ドラフト1巡目(全体13位)でエンゼルス入りしたネトは、傘下2Aロケットシティから飛び級で昇格。4月15日にメジャーデビューした。足を高く上げる独特な打撃フォーム、強肩を生かした好守で55試合に出場。打率.259、6本塁打、22打点をマークしていた。「いい仕事ができていたから、落ち込むことはない。正しい方向を向いて、復帰したら以前よりも成長しているようになればいい。この期間を使って、頭を整理して、体も休ませたい」と前向きだった。
開幕をマイナーで迎えた28歳のベラスケスは6月13日に負傷者リストから復帰したばかりだ。傘下3Aロケットシティでは今季23試合出場して打率.203、3本塁打、7打点だった。「あっという間の出来事だった。2試合プレーして、昇格の知らせがきた。(ネトと)同じ怪我をしたことがあるから気持ちは理解できる。戻って来られて嬉しいし、心機一転の気持ちで挑みたい」と話した。
ネビン監督はネトについて「早く回復できることを祈っている。復帰時期は分からない」と話した。ベラスケスの昇格については「フレッチャーは(忌引きリストで)3Aのチームに帯同していない。ネトも素晴らしいけど、イカ(ベラスケスの愛称)も安定感がある。今できるベストチョイスだ」と説明した。
(Full-Count編集部)