「日本選手=非力」のイメージ一変? 飛距離&球速で「1位」に…海外勢凌ぐ能力
日本時間21日の試合の中で、最も飛距離&球速を出したのが日本人選手だった
レッドソックスの吉田正尚は20日(日本時間21日)、敵地で行われたツインズ戦で、右中間2階席に運ぶ特大8号2ランを放った。飛距離はメジャー自己最長となる447フィート(約136.2メートル)で、MLBの公式データサイト「Baseball Savant」によると、この日行われた15試合の中で1位の飛距離だった。
敵地・ガーディアンズ戦に登板したアスレチックス・藤浪晋太郎投手は、最速101.6マイル(約163.5キロ)を記録し、この日登板した全投手の中で最速だった。1日の記録ではあるものの、並みいる海外出身の選手たちを差し置いて、日本人2選手が飛距離、球速で最高値を記録した。
近年はトレーニング方法の発達やデータ分析などにより、NPBでも年々直球の平均球速は向上。今や投手は150キロを投げることが当たり前となりつつある。インターネットの普及により、名選手の技術を映像で手軽に学ぶこともできるようになった。2021年にはエンゼルスの大谷翔平投手が日本人初となるシーズン40本塁打を放ち、今季も50発前後のペースで本塁打王争いを独走。鈴木誠也と吉田は各チームで主軸を担う。藤浪はシーズン序盤こそ苦戦しているものの、リリーフで徐々に適応し始めている。日本人選手がアメリカの舞台で、高いポテンシャルを見せつけている。
(Full-Count編集部)