大谷翔平の“移籍報道”が過熱「深刻になってきた」 サプライズ球団も…米記者の仮説
大谷翔平は来季、何色のユニホームを着るのか
今オフ、フリーエージェント(FA)となるエンゼルスの大谷翔平投手の去就が米で“過熱報道”されている。投打二刀流のスーパースターは来季、何色のユニホームを着るのか、注目が集まるばかりだ。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジム・アレクサンダー記者は「オオタニの争奪戦が深刻になってきた」と報じている。20日(日本時間21日)から本拠地で行われたドジャース2連戦ではデーブ・ロバーツ監督は大谷のFAに関して、報道陣からの質問を上手に“回避”していたと言及。さらに「エンゼルスは、彼らがコンテンダー(挑戦者)である限り、オオタニをトレードすることはないだろうと我々は考えている」と推測した。
また、大谷に関する“ストーブリーグ”情報は今後もしばらく続くと予想されている。アレクサンダー記者は「エンゼルスが引き留めるためにできる最も重要なことは、巨額の契約オファーをするだけなく、今シーズン、そして10月にかけて、アナハイムで勝つことができること、ポストシーズンに進出することができること。そして、進出後に大きく注目を集めるような活躍ができると示すことだろう」と力を込めた。
大谷のFA移籍への“仮説”は止まらない。ドジャースが昨オフ、FA選手との大型契約を避け、贅沢税を減らしたのは「今度のオフシーズンにオオタニを本気で追いかけるための準備だったのではないか」と言及。ドジャース以外にもヤンキースやメッツ、パドレスはほぼ間違いなくオファーを出すと推測される。加えて、ジャイアンツ、フィリーズも獲得に参戦し、そのほか“サプライズ球団”が、1、2球団参戦に加わるかもしれないとされている。
想像は膨らむばかりだ。大谷が今季、ア・リーグMVPとサイ・ヤング賞を“W受賞”すれば、彼の価値はどれほどまで上昇するのか――。アレクサンダー記者は「彼は両方とも得る可能性があるし、アナリティクス時代の3冠として、打率をOPSを置き換えるとしたら、ここでもチャンスがある」と言及。大谷は22日(同23日)終了時点で24本塁打、OPS.993は両リーグトップで、58打点はア・リーグトップに並んでいる。
間違いなく“世界最高”の選手であり、アレクサンダー記者は「彼はそれに相応しい報酬を得ようとしている。アート・モレノオーナーが彼をアナハイムに引き留められるかどうか、もうすぐわかるだろう」と胸を躍らせた。
(Full-Count編集部)