大谷翔平は“神様”を「あまりに超えている」 常識覆す躍動、記録マニアが理論武装で断言

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者が大谷の投打の記録に着目

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間7月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦で30号ソロを放ち、“大暴れ”の6月を締め括った。月間15本塁打を放ち、投手としては2勝。大谷の記録を語る上で比較対象とされるのが、投げては通算94勝、打っては通算714本塁打で“野球の神様”とも言われるベーブ・ルースだが、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「彼(大谷)はまったく違う次元にいます」と、改めて“レジェンド超え”の活躍を絶賛している。

 6月最終戦を前に米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLB Now」に出演したラングスさん。そこで、大谷について「私たちは(9勝、46本塁打の)2021年のショウへイ・オオタニがキャリアの全盛だと思っていましたが、今年は『待って、ボクはもっともっとできる』というようにプレーしています」と言及した。

“記録マニア”として知られるラングスさんが着目したのが、打者としての「本塁打数」、投手としての「被打率」だ。6月最終戦前の時点で、大谷の本塁打数は29、被打率は.180と、ともにメジャートップの数字だ。「開幕から70イニングを投げた時点で、本塁打と被打率がリーグトップの選手は、彼以前にいませんでした。1日でさえ、ですよ」とメジャーの歴史からしてもあり得るはずがない躍動に驚嘆した。

 そして「野球の歴史を軽視するつもりはない」と前置きしつつ、「1つの月に複数試合で先発登板した投手で、彼(大谷)ほど本塁打を打っている人はいません。ベーブ・ルースではない。彼だけなんです」と力説。以前にも大谷を「ルースと比較する段階にない」と語っていたラングス氏だが、「彼がしていることのすべてがベーブ・ルースをあまりに超えている」と改めて強調した。

 人々の期待を超え、“感覚”をも狂わせるほどの大活躍を見せる大谷。果たして、全試合を終えた時点で、どのような目を見張る記録を残してくれるのか楽しみだ。

(Full-Count編集部)

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