大谷翔平へ「やりすぎないで」 トラウト離脱で四球増必至…指揮官のお願い

試合前に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】
試合前に取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】

トラウト離脱で打者・大谷には四球攻めが予想される「次の打者にバトンを託して」

 エンゼルスは4日(日本時間5日)、マイク・トラウト外野手が左有鉤骨骨折で10日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。ここまで31本塁打とキング独走する大谷翔平投手にどのような影響があるのか。フィル・ネビン監督は大谷が四球増を覚悟しているとし、「我々は質の高い打線を持っている。次の打者にバトンを託して走者を増やす。ショウヘイには色々とやりすぎないで欲しい」と語った。

 大谷は31本塁打でキング独走。打率.303、68打点といずれもリーグトップクラスの成績を残している。トラウトが離脱した今、相手チームが勝負を避けるのは当然のこと。トラウトが長期離脱し、本塁打王争いをしていた2021年の20敬遠はリーグ断トツだった。

 昨季、ヤンキースのジャッジが記録したシーズン62本塁打も狙える位置にいる。ネビン監督は「ジャッジは(負傷離脱した)スタントンや他の選手がいなくても昨年60何発打った。ショウヘイは打てる球を打つことになるし、相手からしたら毎回歩かせるわけにはいかないだろう」と続けた。変わらぬ打撃スタイルで臨むことが大事になりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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