シビアな世界…通算464発レジェンドが“戦力外” 格安契約も低迷で「悲しい結末」
43歳のクルーズがパドレスから“戦力外”に
パドレスは4日(日本時間5日)、ネルソン・クルーズ外野手を事実上の戦力外(DFA)としたと発表した。1日(同2日)に43歳の誕生日を迎えた大砲は、昨オフにパドレスと1年契約を結び、今季は.245、5本塁打23打点だった。3日(同4日)の本拠地・エンゼルス戦には6回から代打で出場も2打数無安打1三振だった。
これまで4度のシーズン40本塁打、本塁打王や打点王のタイトルも獲得し、通算464本塁打を誇るレジェンド。2021年はツインズとレイズに所属し、41歳ながら32本塁打をマーク。昨季は10本塁打だったが、124試合に出場し、まだまだ元気な姿を見せていた。米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はクルーズについて「パドレスは、彼が復活することに賭け、100万ドル(1億4460万円)のギャランティで彼と1年契約をしたが、残念ながらそれは実現しなかった。三振の割合は30.3%、四球の割合はわずか3.9%で、これらは、いずれもキャリア最悪の成績だ」と指摘している。
今後は7日以内にトレードに出されるか、ウェーバー公示される。獲得球団がない場合、アウトライト(所有権がマイナーへ移行)されるか、サービスタイムが3年を超えているためそれを拒否してFAになる選択肢も残されている。同サイトの公式ツイッターには「これで、彼はキャリアが終わってしまうの?」「偉大なキャリアに悲しい結末」「マリナーズ、彼を連れ戻して」「悲しい」とファンからコメントが寄せられている。
(Full-Count編集部)