「誰も予想していなかった」吉田正尚を称賛…指揮官が評価した“打撃以外の貢献”

Rソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】
Rソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】

コーラ監督、吉田の奮闘を評価「ここまでは悪くないだろう?」

■Rソックス 4ー3 アスレチックス(日本時間10日・ボストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が9日(日本時間10日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に「5番・指名打者」でスタメン出場し、8試合ぶりとなる10号を放った。同点の8回、フェンウェイ・パーク名物の「グリーンモンスター」を越える特大決勝弾。アレックス・コーラ監督は前半戦に見せた吉田の奮闘に「よかった。彼は素晴らしい選手だ」とたたえた。

 吉田は前半戦最終戦を終え、打率.316、10本塁打、44打点、6盗塁と躍動。指揮官は「出塁できて、パワーもあり、6盗塁を記録していることも忘れてはいけない。私たち以外、誰も予想していなかったことだ」と、走塁面での高い意識も褒めた。

 コーラ監督は「(吉田は)向上心がある。特に彼は守備(の強化)を頑張っている」とバット以外の面での努力も評価。さらに「多くの人が(メジャーへの)適応力を疑問視したけど、ここまでは悪くないだろう?」と報道陣に“逆質問”。会見上の記者たちは、頷くしかなかった。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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