大谷翔平をトレードすれば「エ軍は世界一に」 求められる決断…レジェンド3人が見解
オルティス、Aロッド、ジーターが大谷のトレードについて議論
MLBのレジェンドOBたちも、エンゼルス・大谷翔平投手の去就に大注目だ。米「FOXスポーツ」の中継に出演したアレックス・ロドリゲス氏、デビッド・オルティス氏、デレク・ジーター氏の3人が、オールスター戦を翌日に控えた10日(日本時間11日)、「エンゼルスが大谷をトレードすべきかどうか」について議論した。
まず、ヤンキースで活躍したジーター氏は「どうやって大谷のトレードを実行するのかがわからない。理由は理解できるが、きっかけを作るのがかなり難しい。(交換で)誰を獲得することになるのだろうか。次の数週間でどうなるか注目だが、同時に、オオタニをトレードしたオーナーとして有名になりたくはないだろう」と語った。
一方、レッドソックスのレジェンドで通算541本塁打のオルティス氏は「彼らは再建する必要がある」とトレードに賛成との見解を述べた。「そして今、次の数年間で約束の地(プレーオフ)に連れて行ってくれるであろう3~5人の選手を獲得するための最大の機会が彼らにはある。今季終了後にオオタニは5億~6億ドルという契約を得る。彼らにその金額を払う余裕はない。だから、私(がエンゼルスのフロントオフィス)なら将来に備えるね」と語った。
ヤンキースなどで活躍し、通算696本塁打のロドリゲス氏も、両者の意見を聞いた後に口を開いた。「この件については、大胆な動きが必要だ。この動き方をすれば、エンゼルスは5年のうちに世界一に輝くだろう」として、“究極”の案を提示した。「オオタニをまずトレード。そしてトラウトもトレード。そうすれば、ドラフト1巡目クラスの選手たち5~6人の獲得を狙うことになる」と分析。「そして次にやらなきゃいけないことは、(元カブス編成本部長の)セオ・エプスタインのような人材を連れて来て、あらゆる権限を与えること」と力強く主張した。刻一刻と迫るトレード期限。チームは苦渋の決断を迫られている。
(Full-Count編集部)