大谷翔平の“価値”は年俸83億円 大型契約を勧めず…132勝右腕が語る適正年数
ライアン・デンプスター氏は「トレードはしない」と断言
エンゼルス・大谷翔平投手の去就をめぐる議論は、日夜さまざまな関係者が持論を展開している。今夏トレードでの電撃移籍はあるのか、FAとなるオフの争奪戦の行方は……。二刀流への興味は尽きない中、米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」では、132勝右腕のライアン・デンプスター氏が「トレードはしない」と断言。その上で“適正な”契約額を語っている。
「あなたがエンゼルスのオーナーならどうする?」と問われたデンプスター氏は、トレードがない根拠として「トレードされて(元のチームと)再契約する選手がどれだけいる? いないだろう?」と強調。プレーヤー側の視点を踏まえ「シーズン残り2か月あたりになってから契約を延長するというのは選手側からすると難しい」とも述べた。
大谷が次に結ぶ契約の総額は5億ドル(約687億円)とも6億ドル(約825億円)とも言われるが、「私なら5年3億ドル(約412億円=年82億円)。もしくは5年2億5000万ドル(約343億円)だ」と予想。長期契約を結ばないとした理由に「年数が短い契約なら、彼は3年後にまたFAになれる」と、さらなるジャンプアップの可能性を語った。
金額もさることながら、契約年数も大きく将来を左右することになるが、デンプスター氏は「私なら勝てるチームに行く」と指摘。「考えても見てくれ。野球史上、2億ドル以上のFA契約がワールドシリーズ制覇につながった例は1つしかない。シャーザーのケースだ。それだけなんだ」との事実も添えた。超大型契約でも、世界一に貢献してこそ。比較的短期で“勝てるチーム”に移籍することを勧めていた。
(Full-Count編集部)